補聴器歴23年の筆者が補聴器の電池について調べて見ました! 補聴器には電池交換式・充電式のものが存在していますが、 今回は電池交換式の記事となります。
補聴器用の電池とはどんなもの?
補聴器の電池は普段使用しているボタン電池と特徴は似ていますが、
「空気亜鉛電池」と呼ばれる補聴器専用のボタン電池です。
補聴器用のボタン電池 種類や大きさは?
PR44 (675)
PR48 (13)
PR41(312)
PR536(10A)
以上の4種類に分けられています。
ここからは4種類の補聴器用ボタン電池の説明をしていきます。
PR44(675)

・青色のシールが貼られているのが特徴。
・主に重度難聴用の高出力の耳掛け型補聴器で使用。(聴力レベル80db〜100db)
・電池容量は補聴器用ボタン電池の中でも最大!
・使用可能日数は約3週間。(Bluetoothでのハンズフリー等使い方によっては10日程度)
1パックずつ買うより10パックセットでの購入がオススメ!
PR48(13)

・オレンジ色のシールが貼られているのが特徴。 ・主に中度〜高度難聴用の耳掛け型補聴器・耳穴型(フルシェル)で使用。(聴力レベル20db〜90db) ・電池容量は補聴器用ボタン電池の中でミドルクラス。 ・使用可能日数は約2週間。(Bluetoothでのハンズフリー等使い方によっては4日〜7日程度になることも)
1パック6個が基本!セットでの購入がお得ですね!
PR41(312)

・茶色のシールが貼られているのが特徴。 ・主に軽度〜高度難聴用の小型耳掛け型補聴器・耳穴型(ハーフシェル・フルシェル)で使用。(聴力レベル20db〜90db) ・電池容量はオレンジ色のPR48に劣る。 ・使用可能日数は約1週間。(Bluetoothでのハンズフリー等使い方によっては4日前後)
1パック200円〜600円と値幅大きいので購入前は要チェック!
PR536(10)

・黄色のシールが貼られているのが特徴。 ・主に軽度〜中度難聴用の小型耳掛け型補聴器・耳穴型(カナル型・CICタイプ)で使用。(聴力レベル20db〜60db) ・電池容量は茶色のPR41に劣る。 ・使用可能日数は約3日〜6日。(Bluetoothでのハンズフリー等使い方によっては2日〜4日前後)
交換頻度が多いのでなるべく安いものがいいですね!
種類のまとめ
種類 | 大きさ | 寿命 |
大 ↓ 小 |
PR44(675) |
約Φ11.6×5.4mm |
3週間 | |
PR48(13) |
約Φ7.9×5.4mm |
2週間 |
|
PR41(312) |
約Φ7.9×3.6mm |
1週間 | |
PR536(10) |
約Φ5.8×3.6mm |
4〜5日 |
保管方法は?
補聴器を使用していない時は補聴器の電池カバーを開放して消耗を防ぎましょう。
新品の電池にシールが貼られているのはなぜ?
補聴器用電池は未開封時、シールが貼られています。
空気亜鉛電池の性質としてシールを剥がした瞬間から放電が開始され、電池の消耗が始まります。
水や汗はショートやサビの原因になります。劣化した状態で補聴器に使用すると故障につながる恐れがあるので気をつけてください。
小さなお子様のいるご家庭では”誤飲”での事故に特に注意してください!
補聴器用電池の消費期限は約2年間!【シールを剥がした場合はすぐに使用してください。】
保管方法は25℃前後の冷暗所での保管をすること!
高温多湿での保管は液漏れが発生する恐れがあります。
ポイント
長期間、電池を入れっぱなしにして放置していたら電池から液漏れしてしまい補聴器が故障したことがあります。
長期間使用しない場合は必ず補聴器から電池は取っておきましょう。
廃棄方法は?
廃却方法
1、補聴器からすぐに取り外す。
2、テープを包むように貼る。
3、補聴器販売店の回収BOXに入れるか市町村内の手順に従って廃棄。
火の中に入れる行為やそのまま放置するのは火災や爆発の危険があるので絶対にしないようにしてください。
結局どこで買うのがベスト?
メーカーが違っても性能は大きく変わらない為、価格が安い方がコスパ良し!
筆者はネットで注文しているよ!
ポイント
店舗でも価格の安いところはありますが、買いに行く手間や時間を考えるとネット注文がオススメです。
ネットショッピングは価格の比較もしやすいのも良い点ですね!
私が利用しているのはパワーワンの電池10パック入り!
5年ほど利用していますが、他と比べても価格が安く使用時のトラブルも一度もありません。
まとめて購入しているのでカバンや車の中にも常備しています。
電池の残量が気になる人にオススメ!
長持ちするタイプの電池を使用している方は電池の残量が気になる方もいると思います。
最近ではスマホ連動の補聴器もあり、電池の残量もスマホで確認できると思いますが、
スマホ対応してない方向けの商品を以前使っていたので紹介します。
補聴器の電池を中央下部にある金色の位置に当てはめるだけで簡単に電池残量が分かります。
まとめ
いかがでしたか?
補聴器の電池は消耗品で交換頻度も少なくはないので知識として覚えていただけると嬉しいです。
今後も補聴器に関する記事を上げていくのでチェックよろしくお願いします。